日々の業務をこなしていくとつい、「あれ、今どれくらい利益が出ているんだろ」と考えることがあるかと思います。

そこで今回は買って売る以外の経費を考慮しながら現在どれくらい利益が出ているのかの考え方をご紹介させていただきたいと思います。

1.売上の金額を計算する

企業にとってはなくてはならない収入である売上が月初から月末まででどれくらいあるのかを確認します。
これは売ったときに出す請求書などの金額の合計です。

2,仕入れ金額を計算する

上記1の売上を作るのにかかった材料代を計算します。
簿記では、その年に買った金額のもの全てが経費にはなりません。
計算式は以下のようになります。

前月に購入した材料の金額+今月購入した材料の金額-月末に残っている材料の金額

まず、前月に購入した金額と今月購入した金額で、今月買った材料の全ての金額を算出し、ここから使っていない残っている材料の金額を差し引くというものです。
こうすることによって、どれだけの材料分が売れたのかが計算することができます。(これは変動費といいます)

3,どうしてもかかってしまう費用を集める

事業をしていると必ず毎月一定額かかる費用があるかと思います。代表的なものとしては事務所、工場などの家賃があげられます。その他にも電気、ガス、水道などの光熱費、従業員を雇っているのであればその人件費、パソコンやサーバー、電話機などのリース料などです。(これらは固定費といいます)

4,利益を計算する

ここまでできてやっと利益の計算です。
上記1,の売上の金額から2,仕入れ金額、3,どうしてもかかってしまう費用を差し引いて求めることができます。

5,利益が出るのか損が出るのか

上記で利益の求め方をご案内しましたが、ではあらかじめどれくらい売上をあげれば利益が出るのかについての計算方法をご案内したいと思います。
①固定費の金額を算定する。
②粗利の計算
売上をあげるためには材料を仕入れなければいけない、逆に材料を仕入れなければ売上をあげることができないという性質を利用して2つの利益の割合を求めます。(粗利といいます)
例えば、材料を60円で仕入れ、100円で売るとすると粗利は40%になります。(100-60=40→100円で売って40円の利益が出るということ)
③利益がゼロ円になる売上の金額
先ほどの①固定費の金額を②粗利で割ると出てくる金額が利益がゼロ円になる売上の金額となります。

例:60円で買った商品を100円で売るとき(固定費は月50万円かかるとします)
まず粗利は100-60=40
40÷100=0.4=40%となります。
固定費50万円を粗利40%で割った金額(500,000÷0.4=2,000,000)がこの場合の利益がゼロ円になる売上の金額となります。これを損益分岐点売上といいます。
先ほどの計算で算出した2,000,000円を100円で割って出た20000という数字が利益がゼロ円になる売上の個数となります。この20,000個よりも多く売ることができれば、計算上利益がでるということができます。

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